Profile HARAHORO SHANGRILA

今月のテーマ

2000
12月 今年のやり残したコト

今月のお題を書くために、1月の『今年の抱負』を読み返してみた。
驚いた事に、今年やりたいと書いたことすべてやっていない!
これじゃ、「やり残した事」だらけだ!
海外旅行も行っていないし、スキューバの免許もとっていない。
もちろん自主公演もうっていない。
今年一体僕は何をしていたのだろう?
今年出来なかったことはとりもなおさず20世紀中にやり残した事になるんだよな。
僕はどうやら21世紀にいろんな物を持っていかなければならないらしい。
でも、来年は海外旅行くらいは実現させる!
3月くらいにNYとパリに行く!(つもり)

今年見た良いもの。
映画
『奇人達の晩餐会』『ナビィの恋』『ストレイト・ストーリー』 『クリクリのいた夏』
演劇
『パンドラの鐘』(1999年12月)『オケピ!』『レティスとラベッジ』


11月 自分を見失った瞬間

キャラクターのせいなのか、僕はハラホロの舞台では、「説明くん」と名付けられてもいいくらい、よくいろんなことを説明している。
おおよそ説明的な長い台詞は僕だ。 また、中野さんの台詞の言いまわしはあまり普段 使わないような語彙が多く、舌がまわりにくい。その上、構造的に一言欠けるとよくわからないことが多い。つまり役者としてはこの上なく覚えにくく難しいのだ。その上よく出来ているのは、そのまま言うと確かに面白い事が多いのだ。つまり、言いまわしもそのまま覚えるのが望ましい。
しかし、そんな台詞を中野さんは本番前日に書き上げたりする。 そうすると役者はパニックだ。それまでの台本もちゃんと身について覚えてないのに、いきなり難しい台詞を明日までに覚えてこなくてはいけないのだ!そして覚えるだけでなく、本番の舞台に上がらなくてはいけないのだ!

と、ここまで書いてきたのは、本番中の僕のトチリを正当化しようとするための内部告発なのだが、実は、僕には伝説のトチリがある。
それは97年5月の『Scrap Book』という舞台でのことだ。
僕の役柄は、推理小説好きの会社員。何か起こるとすべてトンチンカンな理屈で推理してしまう、究極の説明マシンだ。
芝居をひっかきまわす重要な役回りなのだが、発する台詞はすべて説明。
すべてがわかったかのようにスラスラと自分流推理を披露すると言う場面。
さて、これから推理も架橋に入るというところで、なんと、まっしろになってしまったのだ!まさに茫然自失。
そして何を血迷ったのか、舞台上で『なんだっけ?』と口走ってしまったのだ!!
あれはまさに自分を見失ってしまった瞬間に他ならない。
でないと、舞台上で、役者が、一体誰に自分の台詞を聞くのだ!?
それ以来、この事件は、劇団内での語り草となっている。

中野さん、お願いだから、もうちょっと早く台本書いてね。
へたくそに見えるのは役者なんだから…
まぁ、再演でもトチっちゃった僕ですけど…!?


10月 自分の中のダメな部分

例えば、どうしてもピアノを弾きたくて習い始めたのが中2のとき。
受験を理由に高2でやめた。それ以来18年間鍵盤にも触っていない。
大学進学のため東京で一人暮しをはじめた、とか、理由はあるにせよ、結局続いていない。
結婚生活も2年半で破局。
若かったとはいえ、もう少しの努力と忍耐が必要だったのではないだろうか。

要するにとても飽きっぽいのだ。
情熱が長続きしない。
常日頃から興味の対象がコロコロ変わる。だからこれといった趣味もない。そのかわり何かにいれこんで散財することもない。
ただ、雑学王なので、多趣味と思われがちだ。
しかしこれも興味の対象がコロコロ変わる副産物なのだ。
広く浅い知識。つっこまれると、とたんに何のことやらさっぱりわからない。
おそらくぼくは、インゲンとは真逆な人間なのだろう。なんという浅墓さ!

しかし不思議と芝居だけは続いているのだ。
だからこれからも続けたほうがいいと思っている。
でないと、とてつもなくコマ切れな人生になってしまいそうだからだ。
もし人生にアガリがあるとしたら、チントイツーよりも大三元あたりの役マンであがりたいものだ。


9月 こんなものがあったら嬉しい

勝負運。
元来,ぼくはギャンブルや勝負ごとにまったく興味のない平和な人間なのですが,いいかげん貧乏暮らしも卒業したいなぁと考えるようになりました。
しかし,このまま今の生活を続けていても大金が舞い降りてくるような奇跡はありえないのです。
となると,いきおい,ギャンブル性の高いもので勝負をかけたいところ。
とはいえ,あまり興味もないので,ここは宝くじあたりが無難かなと思って,先日,最高賞金100万円のスピードくじを買ってみました。
スピードくじってところがちょっとせこい感じが否めないのですが,まぁ,そこは運だめし。
結果から言うと,2000円で10枚買って,1200円当たりました。
これって,いいの,悪いの?
半分以上回収できたんだから,いいような気もするし,結果損してるわけだから,やっぱ悪いような気もする。
というわけで,もう一度チャレンジしてみました。
2度目も2000円買って,1200円当たりました。
えっっ?スピードくじって,10枚買うと必ず半分以上回収できるの?
という,新たな疑問が・・・
しかし,どっちにしても,4000円の投資に,1600円の損失というわけです。
世の中儲かるギャンブルなんて存在しないのです。
パチンコや競馬好きのもうかった話は,その前までの投資がすごいんだろうな。
それでいくと,宝くじも買いつづけなきゃ意味ないのかも。
そんなに金ないし,継続するだけの情熱もない。
というわけで,勝負運のないぼくでした。
これからも,地道に働いていく事でしょう。


8月 得した気分になったコト

 ぼくは現在、都内某所の格安一軒家に住んでいる。
東京で犬を飼える賃貸物件はまだ少ないし、集合住宅はなにかと気を使う。しかも一軒家なので、広い。住居としては結構気に入っている。
 しかし、ぼくが行動の基盤としている渋谷あたりにはちょっと遠いので、できれば同じレベルの一軒家のような物件があったら、引越ししたいな、と考えていた。
 ところが、最近、近所のスーパーが24時間営業になった。
 去年、同じく近所の「ジーンズメイト」が、24時間営業になったのも、ちょっと便利だったが、服はそんな頻繁に買うものではないし、35歳にもなると「ジーンズメイト」じゃ、ちょっと・・などと思っていたが、スーパーとなると、ちょっと話が違う。
 何せ、ぼくはかなりの自炊男なのだ。
 ぼくが、渋谷で、バーを経営しているのは、知る人ぞ知る事実だが、朝まで営業しているので、帰るのは、朝5時ごろになってしまう。
 コンビニじゃ生鮮食品がないし、割高感があるので、自炊男としては不満なのだ。だから、今までは起きたらすぐに買い物に出かけたりしていたが、これからは、仕事帰りにスーパーに寄れるのだ!しかも、朝5時のスーパーは、僕1人しか買い物客がいなかったりする。
 なんだかとっても得した気分。
 普段買わないような商品までじっくり吟味して、「ふむふむ、なるほど。」などと棚に戻したりするのも楽しい。

 なんだか便利になっちゃって、引っ越し難くなっちゃったな、などと思っていたら、先日、『公園整備のお知らせ』というのが配られてきた。どうやら、近所に、公園ができるらしい。嬉しい。
 じつは、近所に公園がないのが不満だったのだ。犬と遊ぶ場所がほしかったのだ。これで、ハナと走りまわれる!

 どうやら、しばらくは、ここに住み続ける事になるだろう。


7月 ストレス発散法

江国香織の短編に『ねぎをきざむ』というのがある。
主人公は、何か、いやな事があったら、とにかくねぎをきざむのだ。
それには、なにか、とても共感した。

ぼくは、ねぎをきざむというよりかは、とにかく自分のためになにか料理を作る。
普段から自炊しているほうなので、そんな事で発散できるのか、と思われるが、これが、なかなか良いのだ。
思うに、料理は、一番手軽で、実益もあるクリエイティヴな事だからではないだろうか。
集中して料理していると、ほかのことを考えなくてすむし、「食べる」という行為は、物事を忘れさせてくれる効果があるような気がする。

なんだかいやな事があったり、ちょっと気分がいらいらしているときは、自分のためにとびっきりのご馳走を考えるところからはじめると良いかも。
ただ、食べ物やさんに行くよりは、自分でメニューを考えて自分で作るほうが、一種の達成感があって、充実した気分になると思う。

ちなみに、ぼくは、いわゆる「お袋の味」系のものが得意です。


6月 私が見かけた妙な人

 もう気づいている人も多いと思うが、ぼくは、今、『ファイブミニ』のCMにでている。
 そして、『ファイブミニ』のメインキャラクターは、江角マキコが、もう5年もやっているそうだ。
 この、江角マキコという人、驚くほどきれいだった。
 足は長いし、顔なんか、ぼくの半分くらいしかないんじゃないかと思うくらいだ。
 ぼくの半分なら、滝裕次郎の3分の1くらいしかないんじゃないだろうか。
 とにかくちっちゃくてきれい。背は高いけど。

 ところが、撮影が進んでいくにしたがって、妙なことに気がついた。
 江角マキコは、異常に手がでかいのだ。
 それは、口に手を当てて、遠くへ呼びかけるようなしぐさを撮影しているときだった。
 「あれっ?」と最初は思った。
 なんだかバランスが変だ。
 目の焦点が合ってないのか、遠近感がおかしくなったのかと思った。
 手の大きさと顔の小ささがアンバランスなのだ。
 あれでは、恐らく、片手の手のひらで顔が全部隠れてしまう。
 そんなのは変だ。
 ぼくは片手の手のひらじゃ、顔半分しか隠れない。
 ぼくは決して手が小さいほうじゃないのに。
 滝裕次郎なんて、顔はでかいは、手は小さいは、なので、片手だとやっとほっぺたが隠れるかどうかだというのに。

 そういえば、R・メイプルソープという写真家の写真で、モデルが頬杖をついている写真を見たときも、同じような感じがした。
 そのときは、「手、でけぇ!」と思ったが、あれは、顔が小さかったのもあるんだろうな。
 つまり、世の中には、そんなバランスの人たちがいるのだ。
 僕のまわりにそんなモデルのようなバランスの人がいなかっただけなのかもしれない。
 そして、世間的には、そういうのが美しいとされているのかも。
 でも、ぼくにとっては妙な感じだった。


5月 私の◯月病

 5月は、ぼくの誕生月なので、1年で1番好きな月である。
だから、いわゆる5月病って何だ?なんて思って今まで生きてきた。
もちろん、ちゃんと就職もしたことがないので5月病になりようがなかった、というのもあるかもしれない。

 今は、何月だからどうこうという月はないが、中高生の頃は、9月が嫌いだった。

 なぜかというと、いつも付き合っていた子と別れるのが9月だったからである。
べつに9月に分かれようと決めていたわけでもないのに、なぜか決まって9月になるとどちらからともなく別れ話が持ちあがってくるのだ。
そのたびに、「あぁ、9月だもんなぁ」などという根拠のない納得をしていた。
だって、太田裕美は『9月の雨』だし、竹内まりあは『セプテンバー』だもんなぁー。
きっと9月は、「別れの季節」に違いない!
なんてね。

 そのうち、9月になったら分かれるどころか、彼女さえ見つからないような時期を経て、ぼくの中の「9月になったら分かれる」神話は、崩れ去っていった。
まぁ、そんな神話、嬉しくないんだけど。
人と人の関係なんて、何月だからどうなるってもんじゃないからね。

でも、今でも9月はちょっと切ない気持ちになる。
夏が終わっちゃうせいかもしれない。


4月 不思議な夢

 先日、『ニコラ』という映画を見た。
夢想家の少年が、スキー教室にいって、見た夢と現実の物語だ。
昔は、ああいった、いい夢なんだか悪い夢なんだかわからない夢を見ていたような気がする。(映画では、悪夢として描かれているんだと思うけど・・)
 たとえば、なぜかぼくは、少年秘密工作員で、同じく、秘密工作員の同級生の坂井サンと一緒に巨悪と戦っている。そして、なぜかそこは、学校のプールの洗体槽で、悪者におぼれさせられそうになっているのだ!!
 なぜ小学校5年生のぼくが秘密工作員なのかもわからなければ、なぜ巨悪と戦わなければならないのかもわからない。そして、巨悪って何?
 ただ、坂井サンは当時好きだった、勉強もスポーツもできる女のこなのだ。そして、プールの洗体槽は、当時、そこはかとない恐怖を覚える場所だったのだ。
あの、腰まで使って消毒するという行為は、決してそれ以上つかってはいけないのであろうという意味だと勝手に思っていた。うす緑色、というのも恐怖心をあおる。
とにかく、昔は、変な夢を見ていたものだ。

 しかし、最近はあまり変な夢を見ない。
 性格が現実的だからか、日々に追われているせいか、現実的な夢ばかり見る。
「明日家賃をはらわなくっちゃ!」なぁんて思いながら寝ると、あたふたと銀行に行っている夢を見たりする。
なんだか昔のほうがロマンチックだったなぁ。
まぁ、夢を見るほどだらだら寝ていない、というのもあるのかも。


3月 すきな場所

 僕の愛犬、ミニチュアダックスのハナは、とにかく僕にくっついているのが好きだ。
ソファに横になってテレビを見ているときも、折り曲げたあしとおなかの間に入り込
んで寝ている。
寝るときは、僕の股のあいだがお気に入りらしく、軽く広げた両足の間で眠る。
と書いているこのパソコンの前でも、僕のひざの上に乗っかってじっとしている。
あんまりおうちにいないご主人なので、いるときくらい甘えようと思っているのかもしれない。
 しかし、こんなハナだが、僕のそばより好きな場所があるのだ。
それは、ファンヒーターの前!
うちでは、冬場、ガスのファンヒーターを使っているのだが、その温風の噴出し口にずっと座り込んで動かないのだ。
だから、そのあと抱き上げると、びっくりするほど体が熱くなっている。よくあんなんでやけどしないもんだと思う。
犬は寒いのが平気なのかと思っていたが、やっぱり寒いよりはあったかい方が好きらしい。
それとも主人に似たのかもしれない。


2月 自分だけの記念日

 知る人ぞ知る事実だが、僕はバツイチだ。
たぶん、結婚した日がよくなかったんだと思う。
   平成4年3月21日
4・3・2・1とカウントダウンしてしまったのだ。
カウントダウンしてしまった以上、何事か起きないとおさまりがつかない。
しかし、結婚生活はなるべく何事も起きないのがよいことなのだ。日常生活は些細なことが大事件になる。ホームドラマの基本である。
そこにもってきて、この、’カウントダウンアニバーサリー’では、やはり、その後の結果を示唆していたといわざるを得ない。

 そこで、今年結婚するカップルにおすすめの入籍日を教えよう。
   平成12年12月12日
この日に限る。1,2,1,2,1,2・・・とまるで夫婦して2人3脚をしている掛け声のような日ではないか。
これなら、万が一何か困難な状況に陥っても、乗り越えられそうな気がしてくるだろう。
あいにく大安ではないが、仏滅でもないので、ご安心を。


1月 今年の抱負

 新年早々恐縮だが、僕は動物占いでは『黒ひょう』である。
最初は「何だかなー」などと思っていたが、これがなかなかあたっている部分が多くて、ちょっとびっくりしている。
 そして、その性格分析のなかで、「目の前のことにはきっちり段取りを組んで、それが計画どうりに進むのが嬉しい。反面、長期的な計画を立てるのは苦手。」というのがある。まさにその通りなのだ!
 というわけで、『今年の抱負』といった、僕にとって長期的展望に属する事柄は、かなり苦手分野なのだ。
だって、明日何が起こるかわからないし。

 実際、今年やってみたいことはたくさんある。
 夏前にダイビングの免許をとろうと思っているし、海外旅行だってしたい。
 そして、今年予定されているハラホロの4月と11月の本公演のあいだが少しあくので、9月あたりに、自主公演か、プロデュース公演ができればいいな、と思っている。
 しかし、それらはあくまで希望だ。
 何せ、僕は、「長期的な計画を立てるのが苦手」な『黒ひょう』なのだから。

明日、何が起こるかわからないし。


2001
1999-1998

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