Profile HARAHORO SHANGRILA

今月のテーマ

2000
11月 自分を見失った瞬間

普通は、「尋常ならざる心理状態の瞬間」を指していると思うが、「物理的に自分を見失う瞬間」というのを味わったことがある。

タバコを吹かし、ボーとしていた時だった。
フト見た鏡の中に、いるはずの自分は見当たらず、チョンマゲを載せた浪人が、こちらをジッと見つめている。
「ぶっ、ぶっ、武士がナゼここに?!」
痛い程心臓が高鳴った直後に、その浪人が仕度を済ませて出番を待っている自分である事を思い出す。
「なんだ、あなたは僕かぁ…」
妙な納得をし、再びタバコを吹かし始める。

慣れぬ時代劇には、こんな苦労があったりする。
まぁ、こんな目に会えるから、
役者は面白かったりすのだが…


10月 自分の中のダメな部分

年寄りは、朝が早い。私の両親も例外無く、最近えらく早起きだ。私の朝が昼ぐらいの時間帯に当り、私の夕食後ぐらいには、寝てたりしてる。そんな両親を見て、私も老人力が付くと、ああなれるのかと期待をしている。
なぜなら、私の最も駄目だ部分が、「寝起き」だからだ。
20代に比べたら、随分良くはなっている。目覚ましを止めた記憶も無い…という事が、かなり減った。
しかし、未だに起床後30分は別人だ。自分でそう思うぐらいだから、他人が見たらもっとだろう。
この寝起きの悪さで、私の一日は24時間では無く、23時間30分になっている気さえする。
何とかならんものだろうか…


9月 こんなものがあったら嬉しい

禁煙とか、節煙とかを気にする最近。
せめて本数だけでも減らした方がいいかなぁ…
そんな方にお勧め、カウントライター!
タバコに火をつけようとすると、
「今日はこれで、○本目です」と鋭くカウント。
カウントボイスは、i-modeからダウンロードOK!
新着ボイスは、サザエさん一家シリーズ。
サザエは勿論、ワカメ・カツオ、そしてタラちゃんまで!
「今日はこれで、10本目でちゅ!」

くだらないなぁ…。一服するか…


8月 得した気分になったコト

先日、『億万長者と結婚する方法』に出していただいた。

台本では、藤原紀香さんと億万長者の年配者とのワンシーン。私は墓地を勧める不動産屋。

「藤原紀香に会えるのか。そうか、そうか」と独りで意味もなく頷きながら、撮影現場の三浦海岸へ。

潮風薫る高台の墓地に、ポツンと不釣合いに停まっているロケバスに乗り込むと、「おはようございます」と挨拶をされる。
「あっ、おはようございます」と慌てて挨拶を返すと、そこにはファンファンこと岡田真澄さんがいらした。今日の億万長者の役である。

「紀香のみならず、ファンファンまで…」
得した気分とは、こうコトであろうか。


7月 ストレス発散法

普段Windowsを使っている私は、気分転換したい時にMacをいじくる。
いじくるのは、漢字Talk7.6.1の年代物だ。そして、敢えて無理難題を押し付けた挙句、

「おお!爆弾だ!」

完璧なフリーズを見て、再びWindowsに戻る。

「何もしなくて、固まって困っているのに…」という、MacUserからお叱りを頂きそうだが、これが私のストレス発散かもしれない。

処理不能になると、爆弾マークで、お手上げに成る。
Windowsに無い、何ともヒューマンな感覚が心を和ませてくれるのかもしれない。

私にだって、爆弾マークが出せたら、どんなにいいか。
そんな気、しません?


6月 私が見かけた妙な人

先日、某パソコン販売店の書籍売り場で解説書を選んでいた。自分に合う一冊がなく、苛々しながら、次々に本を手にしていると、ピィピィピィと口笛が聞こえてくる。音の方を振り向くと、私と同年代の男性が「小躍り」をしている姿が目に飛び込んできた。ホントに「小躍り」を踊っていたのか?と聞かれると困ってしまう。正直に言うと正式な「小躍り」というモノを見たことが無いからだ。
しかし、ピィピィと口笛を吹きながら、ギャロップで跳ねている姿は、どう見ても「小躍り」としか言いようが無いモノだった。
どうやら、探していた一冊が見つかって喜んでいるらしい。普通、その様な喜びを「小躍りしたい気分」と表現するが、彼は「小躍りする気分」としてストレートに表現していたのだ。
「あれ位嬉しいのかぁ」と嬉しさ度合いも一目瞭然なのだが、それが分かったところで、どうなるものでもなく、私はただその場を立ち去るのみだった。


5月 私の◯月病

かれこれ30年程前から罹っている病気がある。
一向に良くなる気配がないので、『富士の』、いや
『不治の病』ではないかと、密かに心を痛めている。
病名がはっきりしないないので、私が命名をした。

『 8月31日病 』

「やっときゃ良かったぁ〜!」
と、激しく後悔をするのが主な症状である。

あなたは大丈夫ですか?


4月 不思議な夢

舞台の脇に呼び出され、小声で打ち合わせが始まった。
本番中である。
作・演出の中野が神妙な面持ちで、話している。

「台本のこの部分は書けなかったので、皆で何とかして。
取合えずこの箱を用意したので、そこに出たり入ったり
して、笑いを取って下さい。」

指さす方を見れば、何の変哲も無いタダのダンボール箱。

『出たり入ったりで、笑いが取れるのか…?』

苦悩する私を尻目に、他のキャストたちは自身満万の面持ちで頷いている。

『ホントか?大丈夫か?この箱は、出入りだけで笑いの取れる魔法の箱なのか…』 冷や汗が出てくる。

「じゃ、松澤さんからね。箱、舞台に出して」
お構いなしで中野の指示が飛ぶ。

『俺からかぁ?!』

「爆笑でしょ?」安心しきった中野の笑顔がそこにある。

『何で爆笑なの!何で笑顔なの!!
そんなことより、台本が足りなかった事を何で今頃言ってんの?今、本番中よぉ!!!!!!』

「出てくださぁ〜い」舞台監督の急かす声が聞こえる。

『出たり入ったりすればいいんだろぉ!するからな!
知らんぞ。知らんぞぉ。知らんぞぉ〜。オリャ〜!』

照明のともる舞台に飛び出した、と思ったら蒲団の上に立っている私がいた…

「魔法の箱」の威力の程は、いまだに謎のままである。


3月 すきな場所

私の好きな場所、それは「はじっこ」
3面壁に囲まれた場所が一番落ち着きます。
はじっこいうようりは、「ハジッチョ」と言った方がイイぐらいみみっちぃ場所が私は大好きです。特に20歳すぎから。


2月 自分だけの記念日

記念日ですかぁ。
まぁ大きな記念日といえば
5月3日と11月18日。
あと3月16日と7月3日も
大事な記念日ですかねぇ。
もっとも記念日は多いのですが…

何の記念日?
わかる方には分かると思います。
あえてここでは、
ヒ・ミ・ツということで。

そいうことでいいじゃないですか。
知らない方がイイかもしれないし。


1月 今年の抱負

新年明けましておめでとうございます。

新年が明けたばかりだというのに、3ヶ月連続公演は、いよいよ大詰め。

でも、10周年記念公演で分かった事がある。
それは、これまでいつも作・演出家に
「こんなあなたがいるよ」と
気づかされて来ていたんだなぁ、ということ。

「ただそれだけのこと」では、喩え好きで、見栄っ張りなくせに、なかなか決断を下せない自分を白日の下に晒された。

「ぬりたてのペンキ」では、理屈っぽくて、短気で、おまけにすぐに拗ねる自分を認めさせられた。

しかも、そんな自分が端から見ると、とても滑稽なことも、分からされた。

そこで、今年の抱負。

今年こそは、「こんなわたしもいるんです」と、こちらから是非アピールしたい。

これは、私から作・演出家への挑戦状だ!
こんな、気概で11周年を迎えよう!

さて、そんな私の
「われもの注意」は・・・

私のある部分が、やっぱり特化されいる。
台本に書かれていないない部分をどこまで、引き出すことができるか。

それは、劇場でのお楽しみ。
ご来場お待ちしてます。


2001
1999-1998

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